『君は明日と消えていった』に参加した時の記録
『 謎解きなんか興味ない。そんな君は明日と消えて行った。
というわけで、名作と名高い、君は明日と消えて行ったに参加した際のことを思い出しながら、記録します。
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◆簡単な総評
謎解き難易度:★★★☆☆
エンタメ度 :★★★☆☆
雰囲気 :★★★☆☆
ストーリー性:★★★★★
脱出成功可否:失敗。。。
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【リアル脱出ゲーム】君は明日と消えていったCM フラッシュバック篇
思えば、このメンバーで初めてチケットを取った謎解きは、
名作と名高い「君は明日へと消えていった」なのでした。
(なんで『初めて行った』じゃなく『チケットを取った』なのかというと、君明日の公演日よりも前に、当日飛び込みでかの有名な浅草SCRAPのRED ROOMに行ってしまったからなのだけれど、その話については語りたいことがたくさんあるので、また別の機会に)
さて、この「君は明日と消えて行った」ですが、イセは公演発表された頃から気になっていたんですよ。だけれど、当時謎解きによく行くメンバーは6人だし、4人参加公演の君明日だと人数が合わず、誘ってよいものなのか…どうしよっかなーなんて悩んだまま月日が流れていたのでした。
そんなある日のこと……
フクザワ「遊園地とかでやってる奴みたいに、歩き回るのは嫌だけど、そうじゃないなら行ってもいいかなという気はしてきた」
あれほど、謎解き行かない?と誘っても一切興味を見せなかったフクザワ氏。突然のどうしてもっていうなら行ってもいいわよコール。
イセが何度楽しいよー!と言っても
フクザワ「あんま興味わかないんだよな。それに、サバゲーとかゲームとかゲームとかゲームとか忙しいから無理」
とかいって、全然一緒に行こうとしなかったフクザワが!!
脱出ゲームだってゲームですよといっても、耳を貸さなかったフクザワが!!!
イセ「タムラ、大変だ。フクザワが、歩き回らなければ謎解き行ってもいいって言っている」
タムラ「ルーム型なら3部屋くらいかな。移動距離」
イセ「予定を立てよう!!!」
行ってもいいという気が変わらないうちに、これは捕まえなければならない。そう、そんな使命感がイセを支配していたのでした。
やると決めたらなんでも早いタムラが味方だ。連れて行く公演の選択肢をしくじらなければ…いける…!
というわけで、何なら来るだろうかと二人で頭を悩ませることに。
ルーム型で10人1チームのやつはなんかハードル高そうだし、バハムートからの脱出も話題に出して見たら、歩くんでしょ?ああいうの。ないわー的な気乗りしない返事(後にフクザワはバハムートからの脱出に自ら発信でノリノリで行くのだが)
それに、ほとんどの脱出は6人一組だけど、いつものメンバーはきっかり6人いるので、あとのメンバー誰にするのよ問題も頭をかすめるわけで…。
タムラ「そういえば、君明日が4人だね。アラカワ誘って4人で丁度」
イセ「君明日!…CV早見沙織につられてくんないかな」
タムラ「ハヤミサオリ????」
イセ「声がめっちゃかわいい」
タムラ「どゆこと????」
イセ「いやー勝てる気がしてきたわー」
結論。
イセは勝利した。
CV早見沙織につられたのか、君明日のサイトの雰囲気でやってもいいかなと思ってくれたのか、割ともう呑み仲間の内の三人もが謎解きやってるから一度くらい付き合ってやるかしょうがねーなーというテンションだったのかは不明だけれども、フクザワは行ってもいいと頷いたのだ。(ここ重要)
フクザワ「まあ、これなら」
まあ、承知してくれたと言っても、まあいいかくらいの
ゆるーーいノリでだったんですけどね。
その後、冒頭で話したように、我々は紆余曲折あって、君明日の公演日当日を待たずして他のリアル脱出ゲーム、レッドルームに参加してきたわけですが……
ー君明日参加当日―
フクザワ「アラカワ先輩、アラカワ先輩、見て見て」
アラカワ「お、どうした?」
フクザワ「謎解きグッズ持ってきた!」
イセ「謎解きグッズ?」
アラカワ「筆記用具に、自由帳…だと…!!」
タムラ「wwwwwwwwwwwwwwww」
フクザワ「謎解きグッズ専用ケースも用意した」
タムラ「ガチだwwwwwwwwwwww」
とまあそんなわけで、無事に謎解きにすっかりハマったフクザワさんをパーティーに編成した私たちは、渋谷の今は無きヒミツキチラボで君明日に挑んだわけです。
ヒミツキチラボはちゃんとストーリーに沿った装飾がされていて、当日の雰囲気は完璧。
公演内容はネタバレ禁止なので、多くは語れないのですが、この公演でイセが一番感動したのは、
リアル脱出ゲームでよくある、「え?なんでこんな暗号にしたの?」という、ストーリーに対して暗号が出てくることの無理やりさが、ほとんどないことです。
脱出ゲームに数回参加した人は、一度は思ったことないですかね?
「地球滅亡を止めるための秘密は、暗号にして残した…!」
とか、
「敵の組織に潜り込んで情報を得たのだが、暗号になっていて解けない…!」
みたいなシチュエーション。
「え?なんでそんな大事なこと謎にして残したし」
ていう、心からのツッコミ。
敵、ボロボロなんでもかんでも暗号で残しすぎだろ。解かれたらどうすんだよ。
とか、
こんな複雑な伝え方しやがって、最早仲間に伝わってほしいとか思ってねーだろこれ
とか、
緊急脱出時にこんなことできると何故思った…!
とか、とか、とか、
まあ、そこはほら、ゲームですから?私も大人ですし?大人の事情くらい汲みますとも?なんて、いままで自分を納得させてきたあれやこれやが、うまく説明できてるというか
主人公が、なぜ今こんな、まだるっこしい謎を解かなければならないのか。なぜ解くことになってしまったのか。そして、解いた先に何を得るのか。の、説明づけがすごく綺麗だったのです。
もちろん、多少のツッコミどころはもちろんあるけど、それでもいままでの脱出ゲーとは比べるべくもないくらい、ストーリーと謎の親和率が高かった気がします。
1つ1つの謎にもヒントにも、全部に主人公が解く意味がある。
たぶんね、この君明日公演は調べると、
全米が泣いた…!レベルで、みんな感動したって書いてると思うのです。
それ読んで、いや、俺涙腺強いし。そういう、御涙頂戴系嫌いなんだよねー泣くわけないわーと思った方…
行ってみ?
イセも割とそういうタイプだし、そりゃまあ、泣きはしなかったんですけど、ストーリーのオチとか途中で予想ついたけどけど(謎の答えじゃなくて、ストーリーね)
それでも、
みずきーーーー!!
って叫びたくはなったわけですよ。これね、たぶん、行った人は一回は心の中で
みずきーーーー!!
って言ってる。間違いない。
そして、我が謎解きTMR(仮)は、最後の大謎に思いっきりひっかけられて間違え、
みずきーーーーー!!
って、もう一度余計に叫んだわけですが。ほんと、ほんとごめん、みずき。謎解けなくてごめん。ごめんなさい。
あとこの公演、帰りにもらえるお土産謎があったんですが、
この謎がね、すごいんです。
イセ「一公演分くらいのボリューム感ある…!」
内容的にできれば一人で解かないで、一緒に行った人と解いて分かち合って欲しい。そんな感じの内容です。
そう、もうお分かりですね?ここでもう一回叫べるんですよ
みずきーーーーー!
って。
そんなわけで、脱出は失敗したけど、フクザワさんは謎クラスタになったし、これ以降怒涛のように4人で謎解き行くようになったし、過去の公演の中でも心の殿堂入りって感じの素晴らしい公演だったのでした。
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