エスケープハントで、『侍―幕末の究極の選択!』を遊んできた
そうだ、エスケープハントに行こう。
あれは、今を遡ること数か月前…6月10日の出来事。
もはや、誰がその恐ろしい企画を提案したのか覚えていないのだが、午前中サバゲ―、午後謎解き、その後飲み会と言う強行軍で遊んできました。
サバゲ―に行こう→あれ、午前中で終わるんじゃない?→よし、いっちょ脱出するか。という流れだったのは確かなのだが、ではどこへ行くか…となった際に、上海型の奴に行きたいと言い出したのは私、イセだったように思う。
上海型謎解きってなあに?という疑問については、結構詳しく紹介してる大手の謎解きブログがたくさんあるので、サラっと書きますが、
「実際に密室に閉じ込められて、ギミックや暗号を解いていくと、その部屋から脱出できる」という、アプリとかでよくある脱出ゲームをリアルに体験できる感じのやつなのです。
そこで、いくつかそういった施設の候補を出した中、結構どこも予約で埋まってるなー、いっそ浅草まで移動しちゃう?やっちゃう?という謎のテンションにより、エスケープハントさんに遊びに行くことと相成ったのでした。
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◆簡単な総評
謎解き難易度:★★☆☆☆
エンタメ度 :★★★★☆
雰囲気 :★★★★☆
ストーリー性:★★★☆☆
脱出成功可否:成功!!!!
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てなわけで、エスケープハントで『侍―幕末の究極の選択!』を遊んできた、ネタバレなし感想を記録します。
さて、こちらのエスケープハントさん、サイト見ていただくと分かるのですが、
お金はかかってそう!企業のにおいはする!けど、あれ…どんな感じのとこなのか、いまひとつわからない…!!
という雰囲気満載です。
日本語がやや不自由な感じと言うか、翻訳頑張ってるし、理解はできるけどギリギリ感。そして、ネタバレを避けるために最小限に遊べる内容の情報を絞ってるせいで、行くと何が起きるのかよく分からない。
(※2017年9月現在サイト見たら、少し情報量増えてました)
正直、行くの不安でした。某人気謎解きブログで紹介されてなかったら、行く勇気出なかった気がする。
しかし、イセは子供の頃からのシャーロック・ホームズ大好きッ子。サイトのトップの写真を見たら、行かないわけには行くまい!!!という。独りじゃ怖いけど、幸いついてきてくれる奇特な味方が三人いる!
イセ「浅草だけど行きたい」
タムラ「いいよー!」
てわけで、いざ出陣!!って感じで、特攻して来ました。
以下、エスケープハントの公式サイトから抜粋。
エスケープハントとは?
部屋に残された手がかりを探し、謎を解いて制限時間60分以内に部屋から脱出して下さい!
各部屋の詳細なルールはご来店時にスタッフが説明いたします。
時間はどのくらいかかりますか?
1ゲームにつき制限時間は60分です。ゲーム終了後のティータイムや写真撮影を含め、合計の滞在時間は90分前後となります。最初にゲームの説明がございますので、開始時間の10分前を目安にお越しください。
ゲームは何人用ですか?一人でも遊べますか?
2名様から最大5名様までお楽しみいただけます。6名以上でお越しの場合は複数のグループに分かれてプレーして下さい。
腕力が必要なゲームですか?
基本的に腕力は必要ありません。
年齢制限はありますか?
様々な年齢層のお客様にお楽しみいただけますが、ゲームの難易度面から7歳以上の方を対象としています。各グループに一人は16歳以上の方の参加をお願いします。
英語力が必要ですか?
トリックによっては英語を使うシーンもありますが、必須ではありません。日本語/英語のどちらかでお楽しみいただけます。外国からのお客様にはバイリンガルのスタッフがお手伝いいたします。
ゲーム中の服装は?
お好きな服装でお越しください。
ティータイム…?英語力…だと…?
その疑問の一つ、ティータイムに関しては、店舗に入ると速攻解けました。
店内入りますと、ビルの外観からは想像つかないくらい綺麗です。オシャレな応接間っていう雰囲気の中、主に外国人観光客の方がお茶を飲みながらくつろいだり、脱出成功の記念撮影などをしています。
これか…!!!!
木彫のどっしりとした雰囲気のテーブルに店員さんに案内され、簡単なエスケープハントの説明(公式サイトに載っているような内容)を受けるTMR一同。
イセ「今まできた脱出ゲームの施設の中で、ここ一番きれいなんじゃないか…」
タムラ「間違いない。お茶飲んでる人は脱出終わった人っぽいね」
アラカワ「テーブルに何かおもちゃあるぜ!!スゲー!!」
(置かれていたネジ巻くとバク宙する忍者のおもちゃで遊びだす)
フクザワ「子供か!」
店員さんの8割は外国の方といった印象。イントネーションはあれですが、結構ちゃんと日本語喋れます。ただ、浅草と言う地ゆえ、この人たち一日のほとんど外国人観光客相手に英語喋ってるだろうなと言う雰囲気。
店内には三種類の部屋があって、それぞれでテーマが用意されていて、
私たちはそのうちの一つ、『侍』を予約。荷物を預けて、案内された部屋に踏み入ると、真っ暗!!!
店員「ゲーム始まったら、明るくシマス。中見えないように、今暗いデス」
イセ「あーなるほど…って、ぎゃあ!」
フクザワ「気をつけろって言われた途端に、転ぶかね」
足もと気をつけてと言われた瞬間には、段差を踏み外して足を滑らす安定のイセ。
足元の感覚で、とりあえず木と畳の部屋だなーということだけ察知。
ゲームスタートで、タイマーを押して店員さんが去ると室内に明かりが灯り、全容が見えました。
室内は想像通り。ザ・和風!!
結構頑張って調度品は本物の日本製品でまとめられてるので、海外がイメージするエセっぽい和の世界ではなく、日本家屋風ではあります。
そしてここで、もう一つ謎「英語力」についてが解ける。
アラカワ「日本語と英語で説明書いてあるな」
イセ「英語圏の人でも、日本語圏の人でも遊べるような配慮だねー…内容は一緒っぽいから、日本語だけ読めば大丈夫そう」
タムラ「よっしゃ、手分けしていくよー」
ほかの国内の上海型の施設に行ったことある人はびっくりすると思うのですが、このエスケープハントさんの謎解きは、電子仕掛け一切なしの全部アナログ。
鍵を開けたり、パズルを解くと扉があけられ、次へ進むという動きだけで完結していて、スイッチ押すとロックが外れるとか、何か音楽が鳴り出すとかそういう電子的なものが無いのです。
それが、かえって面白い…!
鍵のかかった扉や、細工で閉じている扉を、いかにして開けるのかを頭をひねり、手でこじ開けていく感じは、今までにないくらい脱出してる感が感じられました。
一つ部屋明けると、次の密室というのがもうワクワク感しかない。
部屋自体はそんなに広くないので、4人くらいで参加でちょうどいいかも?
一番狭い部屋に入った時は、大の大人4人では入れず、
フクザワ「パズル解くから、タムラそこどけ」
タムラ「ちょっ何が起きてるか、みーえーなーいー!」
アラカワ「俺だけ外に追い出された…!寂しい!!」
みたいな場面もありました。
ヒントをお願いしたい時はボタンを押せば店員さんが来て、クリアタイムにペナルティが付く代わりに、今何で詰まっているのか教えてもらえます。
(ちなみにうちのチームは、ほんっとうにしょうもないところ(隠されてるモノが目の前にあるのに気づいてなかった)に引っかかって、ヒント一回呼びました。)
途中1つルート分岐的なものが用意されていて、どちらを選んだかで解く謎が変わったりする要素もあり、凝ってるなー!という感じ。
分岐の選択肢として用意されていたAとBを、一つしか選んじゃダメって書いてあるのに、タムラがぶっちぎって両方見ようとした際には、「出会え皆の衆!タムラを抑えろ!!」的な感じになりましたが、最後までどうにか堪えてもらい、
タムラ「選ばなかったあっち選んだらどうなったのか、見ても良いですか!!!」
店員「いいですヨー」
という、店員さんのご厚意によって、もう一個のルート選んだバージョンの謎も解かせていただきました。
そっちのルートも楽しかった!
クリア後はまた応接間のような部屋に通され、お茶や冷たい飲み物などがふるまわれ、楽しかった余韻に浸りながら休憩。
記念撮影時は、フォトプロップスやホームズの外套&帽子が貸し出されました。バッチリ探偵ポーズで記念写真撮ったけど、顔だしNGなので、写真は割愛。
最後に、クリアタイムの書かれたカードがチームに一枚記念にもらえます。これがなんか、テンション上がる…!!!
(チーム名が伏せられてるのは仮名じゃなくてガチな名前が書かれているから)
ここに書いてあるように、うちのチームの脱出記録は
ヒント1回で37:13!あと少しで当時のランキング入れたのにと言う感じで、返す返すもひとつ見つけられなかったアレが悔やまれる…。
悔しかったねーまた来たいねーなんて、そんな話をしながら、お茶をいただいて一息ついていた時の事だった。
ものっすごく申し訳なさそうと言うか、何か言い辛そうな顔をした店員が近づいてきた。
イセ(どうしたんだろう…)
店員「あ、あのー…お客様の中で、どなたか、部屋の中の鍵をお持ちの方いらっしゃいませんか…?」
一同「!?」
フクザワ「アラカワ先輩じゃないの? 前にも鍵ポケットに入れちゃってたじゃん」
アラカワ「いや、そんなまさか…」
ズボンのポケットにおもむろに手を突っ込む、アラカワ。
そして、その手がそっと取り出したものは…
そこそこデカイ南京錠!!!!!
正直、手の中に握りこんでも、姿隠し切れない程度の大きさがあるそれに、全員絶句するしかできない。
この手のルーム型探索は、やっている間に手に持っていた鍵が邪魔になって、無意識にポケットとかに入れてしまうことは、ままある。私もやりかけたし、他のメンバーだってある。
あるのだが、それはないだろう。
どう考えても歩くときに違和感あったはずだ。むしろ、良くポケットにそれ入ったなと言いたい。
タムラ「いくらなんでもそれはない」
店員が近づいてきた瞬間、俺だなと思ったとか言っていたアラカワさんですが、もっと前に気づけたはずです。さすがry
ゲーム中には、誰でもうっかりしちゃいそうな小さな鍵とかもあるので、皆様もご参加時にはご注意を。(でもアラカワさん以上のうっかり見せた客はかつてもこれからも居ない気がする)
学力的には、簡単な四則計算ができれば無問題。大人一人サポート着いたら、子供でも解けるんじゃないかな?
謎の難しさより、アナログな解き方や、閉じ込められ感を楽しむって感じの施設でした。
浅草方面に遊びに行く予定があって、ちょっとした非日常体験をしてみたい方は参加する価値あり!です。
玄人で集まって遊びに行くより、謎解き初心者さんを連れてって謎にはめたり、デートや家族でのレジャーで行ったりするのに利用するといいのではなかろうかと思います。